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F−14B ’TOM CAT’ Jolly Rogers
・北海道 T.S様 ご依頼品
ハセガワ 1/72Scale プラスチックモデルキット

日本国内のF-14で最も有名な仕様と言えば、ブラックナイツとこのジョリーロジャースが挙げられます。アメリカ海軍第84戦闘飛行隊(VF84)の通称で、スカル&クロスボーンのマーキングは日本人にも強烈なインパクトを与え、漫画(アニメ)作品「エリア88」や「超時空要塞マクロス」等でこのマーキングがモチーフデザインのマシンが登場しています。
1995年に冷戦終結後の軍縮の煽りで部隊は解体になりますが、このニックネームとマークは第103戦闘攻撃飛行隊(VF-103)に継承され、現在も尚ジョリーロジャースの名は大空に轟いているのです。
F-14は運用期間が長くいくつものマイナーチェンジを施されてきました。本作例のF-14Bは先に採用されたF-14Aの弱点だったエンジンの問題(機体の適合性が悪く失速や機体スピンの原因になっていた)を解決し、 複雑な構造のF-14でもより安定した作戦行動が取れるようになりました。1996年には更なるマイナーチェンジが施され、VF-103のF-14Bは2004年にF/A-18スーパーホーネットに機種転換されるまで運用され続けました。
今回はVF-103のF-14Bを再現しました!

ハセガワ製のF-14キットはいくつか出ており、製造された年代によってモールドが凸で作られている物があります。今回のキットは比較的新しい物のためモールドを少し深く彫る作業を施せば綺麗に仕上がりますが、凸モールドの場合は各所を彫り直さないと本物の様なF-14になりません。いずれにしても戦闘機キットのモールドは非常に繊細ですので、塗膜で埋まらない様彫りつつ薄く塗装する配慮が必要になります。
今回は別売の爆装パーツを取付けた駐機形態での再現です。ミサイル等の武装も製作するのですが、全て貼り合わせなので地味ながらも下地処理が大変です。フル装備の場合は本体よりも時間がかかる事すらある作業なので、根気よく仕上げていきましょう。

塗装は適度にウェザリングを施しつつのロービジカラーで仕上げました。
この手のキットで難しいのは、最後のツヤ調整です。基本的にはボディを半光沢で仕上げると本物らしく仕上がるのですが、半光沢といってもツヤの度合いが塗料メーカーの違いや同商品でも製造ロットによって大きく変わってしまうことがあり、新品の半光沢を吹いてもイメージ通りのツヤにならない! ということがあります。そうした場合は光沢やつや消しのクリアーを添加してイメージ通りのツヤを再現しましょう。(熟練者はブラシの距離や圧、角度等で調節出来るようになります。)
スミ入れは入れる部位ごとに色を変えて、より自然な雰囲気に見えるように仕上げました。

最後の組立ての注意点は、支脚をしっかり固定する事も大事ですが必ず接着前に仮組みをして水平になっているかを確認しましょう。もしどこかの辺が高いor低い場合は支脚の軸を調整して、水平になるように擦り合わせる必要があります。
完成したF-14はジョリーロジャースの栄光に相応しいリアルな仕上がりになりました!