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ニ式複座戦闘機 屠龍
・東京都 K.A様 ご依頼品
ハセガワ 1/48Scale プラスチックキット


1930年代半ばから40年代にかけて、欧州を中心とした先進国では「双発戦闘機こそが万能の戦闘機」と考える流れが生まれており、日本もこの流れに乗り双発戦闘機の本格的な開発に乗り出します。屠龍の愛称を得た本機は1942年に誕生し、間もなく実践に投入されます。
しかし導入当初の評価は芳しくありませんでした。高速機動や火力には長けていたものの、単発戦闘機の運動性には敵わず次々と撃墜されてしまいます。屠龍の再評価がされたのはB-29による本土爆撃が始まってからで、弱点だった機動力が爆撃機相手には十分先制が取れることが実証され、B-29にP-51Dマスタングが随伴機としてつくまでは大きく戦果を挙げました。
今回は旧日本軍が誇る双発戦闘機を製作しました!

このキットはパーツの接合部の擦り合わせを行いながら組立てていきます。コクピットや主脚等の内部が見える部分は先に塗装をしてから部品を貼り合わせます。
ここで気をつけたいのは、この時代のキットでは避けて通れないリベットの表現です。合わせ目を消す為にパテを盛り磨いて仕上げると、凹凸関わらずにリベットモールドが消えてしまう場合があります。消さないに越した事は無いのですが、無理に避けて磨いて表面の流れをおかしくするよりも、リベットを消してでも表面を綺麗に仕上げてその後に彫り込みや造形等で再生した方が綺麗に仕上がることがありますので、部位ごとにどちらが最適か考えて対応しましょう。

このキットの最大の難関は塗装です。全体に入る迷彩は、塗り分けの境界がはっきりしている上に筆塗りで対応できる様な面積ではありません。最も美しく仕上げる為に、説明書の展開図をキットと同じサイズに拡大コピーをして、図に合わせてマスキングテープを切り出して貼り込みます。非常に手間な上に展開図で全体がフォロー出来ている訳ではありませんし、部分によっては辻褄が合わなくなる所が出てくるためアドリブで調整しなければなりません。
非常に大変ですが、その分マスキングテープを剥がした瞬間の達成感は他の塗装方法では得難いものがあります! はみ出しは必ず修正しましょう。

完成した屠龍は、爆撃機キラーとして大活躍した勇姿がこもった、美しい完成品に仕上がりました!