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HONDA CX-500 Turbo
・千葉県 C.K 様 ご依頼品
・TAMIYA 1/6 Scale プラモデル

 

かつてHONDAブランドバイクの一翼を担っていたCXシリーズ。輸出用モデルを中心にCXの名称が冠された当シリーズは、80年代前半の海外向け商品の主力として君臨しました。
CX-500は1981年当時世界最小のターボチャージャーを搭載したマシンとして注目され、 西ドイツ向け輸出モデルとして展開されました。従来モデルと比較してパワーの向上を重点的に設計されており、83年にはエンジンの回転数が低くても高いトルクが出る様に改善されたCX-650が発表されました。
今回はバイクブーム絶頂期に誕生した、ハイパワーマシンを製作していきます!

タミヤからは82年にキットが発売されており、その後もサイクルが長いものの再販がかかっているキットです。成型上で発生するバリ等から相応の時代を重ねたキットだという印象はどうしても拭えませんが、それでも部品の合いは良好でほぼストレス無く組立てられる、さすがタミヤとうならされる精度と構成のキットです。
このマシンを製作する際に最も大変なのは、処理や塗装よりも、その前段階の下調べです。なにぶん国内で出回った数がごく少数で、ウェブで検索しても同一モデルがあまり出てきません。またそういった画像の中にはカスタムされたモデルも含まれるので、ノーマルの仕様に合わせて製作する為にも間違えない様に資料を選定して挑みましょう。

塗装は、バイクらしいメカニカルさと用途に合わせて材質・塗料を変化させている質感をどれだけ盛り込めるかが重要になります。例えばもっとも負担がかかり熱も加わるフレーム部は、焼けや錆防止の為に強力な塗膜の黒で塗られています。この厚ぼったさを再現する為、カウルと合わせてウレタンコートを施して再現します。各金属部もメッキされているか金属地そのままかを実車資料を確認して判断し、必要ならばメッキを剥がした上で塗装する等してその部品に合った雰囲気に仕上げましょう。

最後は実車通りにフレームにパーツを積んでいき、最後にカウルを被せていくのですが、パイピングコードの再現がなかなか大変です。前途の通り確認出来る資料が少ない事、元々カウルに覆われている為写真でもどういう流れで通っているのか把握し辛い事等が合わさり、何度もチェックしながらパイピング工作を進めなければなりません。思う様に進まないかもしれませんが、これが最後の工作だと気合いを入れて、最後までやり抜きましょう!

完成したマシンは、当時の栄光に恥じない美しい完成品に仕上がりました!