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マクラーレンMP4/8 フォード
・東京都 T.N 様 ご依頼品
・タミヤ 1/20 Scale プラモデル

 

1993年に世界中を駆け巡った、セナ最後のマクラーレンマシンと言えば、このマクラーレンMP4/8です! 前年までエンジンを提供していたホンダの撤退や、一年の休養から復帰したプロストを抱えるウィリアムズの存在といった逆境続きにもかかわらず、16レース中5回の優勝を遂げた名車として君臨しました。
MP4/8と言えば印象的なマルボロロゴですが、今回製作したイギリスGP仕様では広告の規制により、マルボロロゴは使われておりません。またタイヤはレインタイヤに履き替えられており、これは実際のイギリスGPでセナが搭乗し、悪天候にも関わらずライバル機達をごぼう抜きした、あのときの仕様を再現しているからです。
セナは本機を最後にマクラーレンを去ってウィリアムズへ移籍する事となり、1994年の悲劇が待ち構えているのでした。

それでは伝説のマシンを作っていきましょう!

キットはタミヤ製で、最新キットではないものの形状や部品の合いは概ね良好です。ただしタイヤの位置決めに少々クセがあり、特に後輪は上手く接地しなかったので、四輪ともピッタリ接地するよう調整する必要があります。
フロントサスペンションは塗装しやすくするために、仮組みのうちにアトハメが出来るように加工します。一度基部から切り飛ばして、真鍮線で繋ぎ直して脱着可能にするとやりやすいです。
本キットはカウルを開けて内部が見られる様な構造になっていますが、今回はお客様の好みで機構をオミットし、見映え重視で仕上げました。

F1カーは塗装が命! 全体に白を吹いてから、マクラーレン特有の蛍光がかった赤を塗りわけます。左右のシンメトリーに細心の注意を払い、綺麗にマスクしましょう。曲線に追従可能なマスキングテープで行うと、より綺麗に仕上がります。
デカールはキット付属のものではなく、ご希望でTABデザイン製(ボディ)とNSN製(内装・タイヤ)を使い分けました。
デカールを全て貼り込んだら、いよいよウレタンコート! 全体にまんべんなくかけて、硬化後に1000番のサンドペーパーでデカールと塗膜の段差を削り取り、再度薄くウレタンをコートしてから本格的に磨き出します。この手順を踏む事で、デカールの段差を全く感じさせず、美しい鏡面に仕上げることが出来ます!

ボディ・内装の塗装を終えたら、いよいよ組み立て! シートベルトをモデルファクトリーヒロ製に置き換えて、より実物の雰囲気に近づけました。アンテナは洋白線に置き換える事で、よりシャープ且つ美しく仕上がります。

完成したMP4/8は、93年にサーキットを疾走した息吹を感じさせる、実車そのものの雰囲気が再現されたモデルに仕上がりました!
セナの記録としてだけでなく、F1歴史的にも重要なマシンを、弊社の技術の粋をつぎ込んで完成させました。
数あるフォーミュラカーの中でも、本機は特にウレタンクリアーの光沢がよく似合いますね。画像を通じて、本作例の迫力が伝わりましたら幸いです。