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BMW ALPINA D3
・東京都 T.Y 様 ご依頼品
・KYOSHO 1/18 Scale ダイキャスト完成品 改造リペイント

 

今回ご紹介しますのは、キットの製作ではなく京商さんのダイキャスト製ミニカーの改造とフルリペイントした作品です。
BMW3シリーズクーペ(シルバー)をアルピナD3に改造しています。

早速製作の内容のご紹介です。
まずはとにもかくにも完成品ですので分解をしてボディだけの状態にします。

各ミニカーメーカーさんで構造が全く違うので、最終的に組立てる事を考え分解途中の写真を撮りながら分解していきます。
ネジ止めの箇所は良いのですが、接着されている箇所や、ダボを溶かして止めている箇所等、様々です。
無理に分解して破損や損失刺せない様に注意します。
分解が終わったら塗装された色を剥がしていきます。
強めの溶剤に浸けこみ塗膜をはがしていきます。ダイキャスト製品は焼き付け塗装がされておりかなり塗膜が頑丈です。
全体をステンレスブラシで傷を付けてから浸け込むと多少はがれやすくなります。
どうしても剥がれない部分はワイヤーブラシで削って剥がします。

塗膜が剥がれたら形状をアルピナD3にしていきます。
大体の部分は同じなのですがフロント、サイド、リアにスポイラーを付けなければなりません。
先ずグリルの中のいらない部分を切除します。
ダイキャストは非常に硬い金属です。金属用の糸鋸で少しずつ切ります。
実車の写真を見ながらプラ板やパテを使って成形します。
プラモデルの改造と違って、材質が金属なので加工がいちいち面倒です。切ったり削ったりも一苦労ですし、造形に使うプラ材やパテと硬度が違うため思った様に削れなかったり、加工した部分との境に段差が出来たりします。
最終的な細かい段差はサーフェイサーで埋めます。
もう一箇所違うのがホイールとタイヤです。
こればっかりは造形でなんとか出来る物ではないので、メーカーは違いますが同スケールのB4の物を差し替えて使用しました。
勿論メーカーが違うのでそのまま交換が出来るののではないので、基部を加工して取付けました。
改造前の写真と比較すると違いが良く分かると思います。

改造が終われば塗装です。
金属地への塗装になるので下塗りにはブラス製鉄道模型の塗装の下塗りに使うシールプライマーを使用しています。
お客様のご希望でアルピナホワイトに塗装します。
パールやメタリック出ない純粋な白というのが良いですね。
ゴミや汚れ、ムラが目立ちやすく、ごまかしが効かないので塗装には細心の注意を払います。
また、ドアやボンネット等ボディがバラバラに構成されているのでパーツごとに発色の違いが出ない様に何度も組んで確認を行います。

普通の3シリーズと違ってアルピナには特有のラインが側面に入っています。このラインはデカールをデータから自作して貼り込んでいます。ALPINAのロゴも同様にデカールで再現しました。
デカールまで貼り終えればウレタンコートをします。
ミニカーという事で2度吹きして厚めにウレタンをかけています。一回目でデカールの段差を消し、二回目で光沢の深みを出します。

ボディが完成したら組み立てです。分解した時と逆手順で組んでいきます。
分解したときに折ったダボもあるので補強しながら組んでいきます。
最後に可動部分を確認して完成です。

如何でしょうか。
どこが手の加わった部分か分からないですよね。
自分が欲しいキットや完成品が手に入らない時はこういう方法もありますよ!というご紹介でした。