クリックで画像
が表示されます
   ↓

「ファイブスター物語」より
L.E.D.ミラージュ V3 
・千葉県 K.M 様 ご依頼品
・VOLKS  1/100 Scale プラスチックモデルキット


モーターヘッドのデザインは時代ごとに更新されていき、洗練されていきましたが、この機体は一つの到達点にたどり着いた姿だと思います。
半透明に一新された第一装甲を身にまとい、フレイムランチャーとインフェルノナパームを抱えた究極の重武装形態が、このV3です。キットの状態で80センチ弱の超ロングバレルのランチャーは圧巻で、色々な意味で模型化が難しいと言われ続けていました。
しかしMHガレージキットの代表格であるVOLKSがレジンキット化に成功し、そして2014年についにプラキットで登場する運びとなりました。(プラキットの方は開発期間3年弱!)
名実共に究極のFSSプラキットを製作していきます!

クオリティに定評のあるIMSシリーズのキットで、部品の合いも良好・・・では無い所もありますが、バンダイ以外のメカ系キットを作った経験のある方なら問題無く作れると思います。
構成はフレームを兼ねた第二装甲部の上から半透明の第一装甲をはめていく、MGクラスのガンプラのようになっています。殆どの部品がアトハメできるので、先に骨組みを塗装しながら組立てて装甲を被せていけば迷わず進められます。ちょっとした小冊子並みの説明書の分厚さに驚くかも知れませんが、その分図解が丁寧ですので混乱することは無いでしょう。
足回りの関節は、可動式と固定式が用意されています。今回は固定が前提でしたので後者を選択しています。素のミラージュを作る際は可動も良さそうですね。
問題なのはフレイムランチャー(銃)とインフェルノナパーム(背中)です! ランチャーも骨組みの上から装甲を被せる形ですが、合わせ目がど真ん中に大胆に走ってしまうので処理が必須となります。周りの半透明を殺さない様、合わせ目がくる面だけを白サフで処理しました。インフェルノナパームはかなりのパーツに分かれていますが、同じ色になる部品も大量にあるので、ある程度組立ててから塗装するのがよいです。

塗装に入ります! 第一装甲は成型色を活かしつつも、上からクレオス製のパール塗料サファイアブルーをコートして、輝きを増しました。
付属の豊富なデカールはどこもサイズがぴったり合いますので、落ち着いて貼り込めば綺麗に仕上がります。関節色はパープルまじりのグレーにシルバーを混ぜて存在感を際立たせています。
意外と難儀するのがスミ入れです。とにかくラインが多いので流すのもひと苦労ですし、拭き取るのも結構な手間になります。コート前にしっかりスミをとりきっているか確認しないと、あとで大変な事になってしまいかねませんので要注意!

最後の組立てが、このキット最大の山場です! 固定式の関節を選んでいる場合でしたら本体の組立ては比較的すんなり行きますが、インフェルノナパームとの兼ね合いがかなりシビアです。付属の台座がついているのですが、プラ製で軽い為そのまま支えようとすると重みに負けてずれてしまうことがあるので、長期間展示するには不安が残る仕様になっています。本作例では弊社サービスベースに直接固定して対応しておりますが、付属の台座の中に重りを入れて安定感をアップさせる方法もありますので、展示する環境次第で選択するといいと思います。
もう一つの懸案がフレイムランチャー。手で握らなくて保持できるようにアームで接続されているのですが、キットのまま組立てるとダボ(はめ込み面)が弱いので固定が出来ません。更にナパームから伸びる動力パイプとの接続位置関係の調整が必須になりますので、変な所で固定してしまうとパイプが繋がらなくなる不具合が発生してしまいます。まずアームと真鍮線で繋いでから、接着前にパイプの接続位置を細かく決めて、支えで重心がぐらつかないようにしながら接着剤で固定します。アームと繋いだ際に、多少動かせる遊びを設けておくと、パイプが取付けやすくなります。
・・・そんな組立てを終えると、ようやく化け物クラスのMHが姿を現しました! 言葉にできない迫力です。
サイズも手間も組立てた後の達成感も、最大級のキットでした。