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「魔法少女まどか★マギカ [新編]叛逆の物語」より
ティロ・フィナーレ 特盛 
・兵庫県 Y.O 様 ご依頼品
・サンエク  Non Scale レジンキャストキット


魔法少女まどか★マギカを象徴するキャラとして、物語前半で主人公のまどかたちを支えた巴マミ(通称マミさん)が挙がります。印象的なアクションや台詞、退場の場面に至るまで様々な要素で視聴者に強い印象を残しました。
特に有名な要素は、「ティロ・フィナーレ!」のかけ声とともに放たれる必殺技です。時にはいくつもの銃で魔女を蜂の巣にして、時には巨大な銃(大砲?)で圧倒しました。
今回製作させて頂いたキットは、その必殺技の最終形態といっても過言でない召還した列車砲を再現したものです。劇場版「[新編]叛逆の物語」クライマックス時に登場し、ファンシーなビジュアルながらも超火力で敵を蹴散らした様がとても印象的です。
それでは早速作って行きましょう!

キットの状態はバリや段差が散見しており、一目で手強さが感じられます。気泡で部品が欠けてしまっている所はパテを盛ってカタチを作り直しましょう。
ガレージキットの醍醐味は、「複製されたキットをあるべき姿に戻す」ことでもあります。特に個人の方が原型をレジンキャストに置き換えた際、型のずれや空気の混入はどうしても生じてしまいます。そういったポイントが多いかどうかで難易度が変わってきますが、量は違えども一つ一つはどのガレージキットにもある問題点です。落ち着いて対処していけば綺麗な状態に仕上げられます。
とはいえ、やはり量が多いと大変です。カールしている部品の内側の処理が特に大変で、こうした複雑な形状はサンドペーパーの形を都度形状に合わせて曲げながら対応して行きます。ずれが激しい部分は少々強引ですが、荒いサンドペーパーや電動リューターを駆使してならしました。

下地処理が終えたらいよいよ塗装です! 幸い細かな塗り分けは比較的少ないので、さくさく塗装を進められます。
ここで重要なのが各部分の質感の追求です。列車砲は金属感、ティーカップは陶器のような雰囲気、果物は生のみずみずしさがそれぞれ出るように塗装表現を施していきます。調色はもちろん、グラデーションやツヤを部位ごとに変えて質感の違いを表しました。
模様は付属のデカールを貼り込む形ですが、一般家庭で出力出来るインクジェット用デカールは印刷の後にクリアコートをしないと水に漬けるインクが溶けてしまいにじみが生じてしまいます。コートの厚みやムラの有無で大きく状態が変わりますので、どのディーラー製のデカールでもまず一部分を水に漬けて色がにじみ出ないか試験してから本番に臨みましょう。

最後の組立ては、下地処理の際に歪みを直しながら仮組みをしていけば問題無く進められると思います。車輪はボタン状の部品が付属しておりますが、より綺麗な状態を出す為本物のボタンに置き換えて取付けました。
フルーツにデコレートしたクリームは、タミヤのスイーツデコレーションシリーズのクリームを使用しました。

完成したティロ・フィナーレは、巨大感が存分に表れながらもファンシーできらびやかな雰囲気に仕上がりました!
総じてとても手強いキットでしたが、だからこそ完成した時の感動はひとしおでした。