モデルカーズ No.226 2015年3月号掲載作品
エッシー  1/24 Scale
BMW M1

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プラモデルに限らず模型は製造年代やメーカーによって、クオリティや傾向は大きく差が出ます。
古いキットや海外製のキットは、現代の国産キットでは中々見られない様なクセがあります。モデラーはそういった傾向を加味しながら、キットを検証し組み立てていくのですが・・・今回は、過去例を見ない曲者キットでした。

今回製作したBMW M1は、BMWがモータースポーツに参入した第一号マシンです。参入当初はノウハウが全くなく、ランボルギーニに開発を委託したところ、性能は申し分無い数字をはじき出しました。・・・が、量産体制が非常に効率が悪く、月に僅か4台しか生産できない時期もあったそうです。M1はプロカーレースというBMW主催のF1の前座で出場し、1979年にニキ・ラウダが搭乗したことで話題になりました。結果的にモータースポーツカーとしては短命に終わってしまったマシンですが、その後に続くBMWレーシングカーの礎となったことで、歴史的に欠かす事が出来ない重要なマシンでもあります。

それではキットを作っていきましょう!

ボディですが、キットに盛り込まれたディテールのほとんどが実車と異なり、プラにもかかわらず歪みが散見する状態です。
実車の画像と照らし合わせて、スリットやインテークを開口し、プラ板でシャープに置き換えながら形状を作り直していきます。
サイドカウルが実車よりももの凄く飛び出ているので、思い切って切り飛ばして、パテとプラ板で成型し直しました。
また、サイドのスリットもエッジがだるく歪みも気になりましたので、ここもカット! スリット部はプラ板を裏打ちして、再接着してラインを綺麗に作り直しました。
リアのエンジンルームはキットのままだとぴったりはまらないどころか、側面のルーバーは形状も異なっているので、まるまる加工してモールドも一新しました。
その他、存在しない部品をスクラッチしたり、他キットからパーツを流用したり等、原形が残らないほど手を入れていますので、詳細はモデルカーズ誌にてご確認下さい。

塗装は実車に合わせて赤色を調色し、ウレタンコートで磨ぎ出し! しかしなるべく薄く吹いてもウレタンの分の厚みで、パーツがピッタリ入らなくなってしまう部分も出てしまいます。微調整を繰り返して、組み立てていきます。クリアパーツも曇ってしまっているので、コンパウンドで磨ぎ出して透明度を上げました。

今回はこのBMWだけでなく、本ページ7枚目に写っているフェラーリ308GT4も弊社で製作致しました! こちらはガレージキットで、他では中々見られない308GT4の立体物を作らせて頂きました。
詳細は、今まで以上に見所満載の作例記事が掲載されているモデルカーズ誌をご覧下さい!



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