電撃ホビーマガジン 2010年 7月号掲載作品
フジミ 1/20 Scale
Williams FW16



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 1990年代のF1レースを知るファンにとっては、決して忘れる事の出来ないマシン・・・それが「ウィリアムズFW16」です。
ピケ、マンセル、プロストが『ストップ・ザ・マクラーレン』を思っていたのかどうかは知りませんが、とにかくチームが常勝街道まっしぐらなウィリアムズ時代でした。

そして1994年、全世界が一挙手一投足を注目している『彼』が、ついにそのステアリングを握る事となったのです! その男の名は・・・「(故)アイルトン・セナ・ダ・シルヴァ」!

F1史上、連続チャンピオン最多記録を持つ最速の男が、最速のマシンを持つチームに加入したのだ。

この年、ウィリアムズのメインスポンサーが、キヤノンからロスマンズになった。
80年代前半のポルシェ(グループCカー)やワイン・ガードナーが駆るNSR500(WGP)などを知るファンには勝利のイメージが重なったに違いないでしょう。
セナの新たな伝説が始る。誰もがそのことを思い描かずにはいられないような、光が射していた。

しかし、折しもこの年からウィリアムズの武器であったアクティブサスペンションを含めたハイテク技術はレギュレーション上で禁止となり、FW16は改めてドライバーと空力技術で競うハイレベルなマシンとなっていました。

その為か、第1戦・第2戦ともセナがポールポジションを取りながらも勝てず、そして悪夢の第3戦サンマリノGP。この予選でもポールを取ったセナであったが、決勝では2度目のスタート(1度目はスタート直後の事故により、再スタートとなった)を快調に滑り出したが、タンブレロ・コーナーでコンクリートウォールに吸い込まれて行くかのように直進して大クラッシュを起こした。
レスキューヘリで病院へ緊急搬送されたが、およそ4時間後に還らぬ人になってしまいました。
セナの母国でのレースでもあり、速報がニュースで流れた時も、信じられなかった。
現在になっても原因の解明が100%ではないが、それさえもこれ以上は誰も何も言わないでしょう。もしそれが判明したとしても、『彼』の走りを私達が見る事は、もう無いのだから。


その為か、FW16のキットを切望するファンが多かった中、あの忌まわしき事故より16年の歳月を経て「フジミ模型」より発売となったこのキットを『電撃ホビーマガジン 2010年7月号』で作例として製作することが出来たのは、神の思し召しなのだろうか。

と、いうことで、製作記は是非本誌で読んで頂きたいと思います。


最後に。
この作例を天国にいる『音速の貴公子』に捧げつつ・・・・・     合掌