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「モスラ」より
SRD初代モスラ
・大分県 M.N 様 ご依頼品
・M-ARTS Non Scale ポリストーンキャストキット

モスラといえば、ゴジラと双璧をなす大人気怪獣ですね! もともとはゴジラシリーズではなく、単体作品の【モスラ】が初出であり、今回はその初代モスラを製作しました。燃える東京タワーの前で羽化する、クライマックスのシーンをジオラマ風に再現したモデルです。
モスラの羽化シーンといえば国会議事堂での場面を挙げる方が多く、そちらは平成ゴジラでの場面なのですが、初代モスラの原作に当たる「発光妖精とモスラ」でも国会議事堂が場面に使われていて、映画でも途中までその流れで行く予定だったそうです(当時の政治背景を考慮して、東京タワーになったとの事)。

キットはポリストーン製で、細い部品もしっかりエッジが立った状態で成型されています。ポリストーンは柔軟性に欠けるので、無理な力が加わるとすぐに折れてしまいます。下地処理から最後の組立てまで、気を抜かずに挑みましょう!
モスラのガレージキットで毎回悩まされるのが、羽を如何に支えるかという点です。羽なので他の部品と比べて薄く成型されているのですが、そのまま胴体にはめ込むだけでは自重に負けて経年で脱落してしまいます。そのため長めの金属線を軸として打ち込みたい所ですが、羽部分の薄さも加味して貫通しないようにして開けなければならず、素材の厚みと強度の両方を注意しないと後で厄介な事になりかねません。幸い今回のモスラはデフォルメされている為か、羽が厚めに造形されておりましたので、十分な補強を施せました。

塗装の最大の肝は、やはりモスラの羽ですね! 当時の映画資料とにらめっこしながら、マスキングテープを切り出して貼り込みます。もちろん柄のモールドは一切入っていないので、全てマスキング及び筆での塗り分けを進めました。
今回はデフォルメ表現という事で建物の汚し等を控えめにした仕上としました。

完成したモスラは、凛々しいながらもどこかかわいげのある、独特の雰囲気をより柔らかく表現した一作に仕上がりました。
モスラはその後のゴジラシリーズの常連となっていき、ゴジラシリーズの終了後は再び主役に返り咲いたりと、今なお愛される怪獣です。今回はモスラの原点を、ユニークなアレンジを混ぜながら再現されたキットで、懐かしいながらも新鮮な気持ちで表現させて頂きました。