クリックで画像
が表示されます
   ↓

DE10ディーゼル機関車 1755号機
・東京都 J.Y 様 ご依頼品
・MORE  1/80 Scale (HO) ブラス完成品リペイント

DE10は現在も全国で活躍しているディーゼル機関車で、主に非電化区間で貨車や向上の入換時に車輛を牽引しています。
1755号機はJR九州の広島車輛センターに所属している車輛で、数あるDE10の中でも特殊な扱いを受けていました。というのも他の車輛と異なり、80年代は特急有明を非電化区間で牽引していたことがあり、その際に国鉄特急色に塗り替えられました。そうです、今回はその車輛を再現したモデルなのです。
2010年にはNHK主催の「BSデジタルがゆく!ブルートレイン九州一周の旅」に因んだ黒色の専用色に塗り替えられ、現在ではななつ星の回送時にも使用されています。

今回はキットからの組立てではなく、お客様が所持されていた完成品が日に焼けて退色していた為、前面リペイントで復活させるというご依頼内容です。
赤の部分はともかく、クリームの部分の退色が激しく特に赤味が飛んでしまっていたので、先ずは全体の色を落としてまっさらな金属地の状態に戻しました。
本モデルはMOREという海外製の商品なのですが側面のメッシュ表現は二重構造になっており、国内製に負けないディテールを有しています。

塗装ですが、今回は元の完成品の状態により似せられる方法をとりました。
いつもなら塗装で表現するライン部分ですが、今回はデカールでの表現を用いて、元の完成品に限りなく近い状態を再現! 昨今のプリンタは大変精度が良く、遜色ない解像度で出力出来ました。最も難しかったのは赤の色合わせで、下のクリーム色と合わさった上で元の色に合うように細かな調節を繰り返しました。普段の塗料での調色とはまた違った苦労がありました。
他の部分はもちろん塗装での表現です。色味は実車の資料に合わせたクリーム色を作り、カツミをはじめとする他社製品に並べても違和感の無い色でまとめました。

完成した車輛は、元の完成品から更に一歩ブラッシュアップして蘇りました!
DE10はこれまでもいくつもご依頼を頂きましたが、このカラーリングは初めてでしたのでとても新鮮でした。