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E3系新幹線つばさ 新塗装
・東京都 Y.I 様 ご依頼品
・カツミ 1/80 Scale (HO) ブラスキット

E3系新幹線と言えば、「こまち」や「つばさ」が広く知れ渡っており、昨今では足湯付き新幹線「とれいゆ」や、現代美術館が手がけた走る美術館こと「GENBI SHINKANSEN」等のユニークな試みがされた車輌がいくつも日本中を走り回っています。
今回は2017年より運行が開始した、E3系つばさ2000番台の新塗装を再現しました! 2018年1月現在ではHOゲージでの製品化がどのメーカーでも実現していないモデルです。
それでは、製作に入っていきます!

新幹線のキットですので、ボディに余分な凹凸が無く、床下機器は付いていません。だから他の鉄道模型と比べて作りやすい……なんて事はありません。前面や屋上機器等に使用されたロストワックス部品の精度に癖があり、単に部品を合わせただけですと段差や隙間が出来てしまいます。ハンダを多めに盛って、段差を均したり小さな隙間を埋めたりして、外観がおかしくならない様に整形していきます。
形状は同じ2000番台のつばさ旧塗装(シルバーに緑のライン)と変更は無いので、説明書通り組立てれば問題ありません。

今回の最大のキモは塗装です。各色を実車資料に合わせて調色した上で、明るい色から順番に塗り重ねていきます。白の段階でしっかり綺麗な面を作る為に、塗装中に付着した埃や塵をサンドペーパーで磨き取ってから薄めに希釈した白で再塗装します。塗り重ね過ぎてしまうと、全体の雰囲気がダルくなってしまいますので注意しましょう。
最大の難関は、前面に入るグラデーションラインです! 同スケールの製品が存在しない為、実車からラインの位置やカーブの比率を割り出して、マスキングしていきます。この時テープの枚数や重ねる数が多い程色漏れが起こりやすくなりますので、極力少ない接ぎでマスキングする様に心がけます。
微妙なカーブの部分は、タミヤ製の曲面追従マスキングテープを使用しました。このテープは柔らかいビニールで出来ており、少し力を入れるだけでテープを綺麗に曲げる事が出来る優れものです。また、全車両の横ラインをぴったり合わせるため、鉄道ホビダス製の方眼マスキングテープを使用してぴったり位置が合う様にマスキングを施しました。

この車輌の特徴は前面の曲面だけではありません。2輛に入る春夏秋冬をモチーフにしたイラストもデカールにて再現しました! 実車のイラストを基に、印刷用にデータを新規に作成して印刷しています。色も可能な限り実車の雰囲気に合う様に合わせました。

完成した車輌は、世に二つとないスペシャルな完成品に仕上がりました!
現在こちらの車輌は、サロン ドゥ サンライズエキスプレスにてデモ走行されておりますので、是非ご覧下さい。