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西武鉄道E61形電気機関車
・神奈川権 T.M 様 ご依頼品
・安達製作所  1/80 Scale (HO) ED11形キット改造

国鉄ED11形電気機関車が西武鉄道移籍に伴い、改修が施された車輛がこのE61形です。
日本の鉄道黎明期はイギリスやアメリカから車輛を輸入する事が多く、この車輛の前身ED11形も生まれはアメリカのゼネラル・エレクトリック社でした。1923年当初は東海道本線の電化に合わせて配備された車輛であり、2輛が製造されました。
1960年に1号機が西武鉄道に移され、E61形に改装されます。改装後は主に貨物の牽引に運用され、1987年まで活躍し続けました。現在では横瀬車輛基地にて静態保存されています。
今回は実車よろしくED11形のキットから改造してE61を再現しました!

大まかな改造箇所は以下になります。

・砂箱追加
・デッキに階段を新造
・窓Hゴムの追加
・ルーバーフチの追加
・配管・手すり追加および不要な部分の穴埋め
・屋根配管を実車合わせで取り付け

階段はキット付属の物と実車で形状が異なっていた為代用品を探したのですが、困った事に条件に合う部品がなくゼロから作る事になりました。
この中の改造で最も難易度が高いのは、Hゴムとフチの追加です。元々のディテールに合わせて真鍮線を曲げていくのですが、カドのアールを同じ様に合わせたり全ての面をまっすぐに取付けたり、通常のキット製作以上の精度を加工技術を要求されます。しかしこの加工をするしないでE61らしさが出るかがはっきり分かれるので、是非とも抑えておきたいポイントです。
穴埋めはハンダ付けが完了してからパテ盛りをして行います。ハンダ付け前に盛ってしまうと熱で焼けてしまいますので、絶対に順番を間違えない様に注意!

塗装は実車に合わせたオレンジ色を吹きます。運用されていた時期を考慮して、半光沢で表面をコートしました。
リベットやルーバー等、繊細なモールドが多い車輛ですので、プライマーから仕上げのコートまでの塗装で厚く吹きすぎてディテールがつぶれない様に仕上げましょう。

完成した車輛は、E61の特徴を的確に抑えた車輛になりました! 鉄道車輛の加工は難しい物が多いのですが、その分完成した時の喜びはひとしおです。