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EF64形電気機関車1001号機
・東京都K.M 様 ご依頼品
・天賞堂  1/80 Scale (HO) ブラス完成品リペイント

現在では主に貨物運搬で力を発揮しているEF64の、有名な特定番号機はこの1001号機です。初期は寝台特急の牽引等で力を発揮し、JR発足の時期にはボディ色をぶどう1号に染めて、お座敷列車の牽引や他の電気機関車が故障した際の代打として渋い活躍を見せていました。
今回は1001号機を完成品リペイントで再現しました。

今回のリペイントは元々標準色だった完成品を塗り替えて、更に光沢感も上げたい! というご要望でした。早速色を落とすのですが、この色落しがなかなか大変です。強いシンナーに浸けて数時間おき、使い古しの歯ブラシでボディをごしごし擦って色を剥いでいきます。焼き付け塗装の場合だとこれではびくともしないので、更に別の方法で落とします。
色落しの前の注意点は、外せる部品は極力先に外す事が大事です。特に透明パーツは絶対に浸けてはならず、レンズが入っているテールライト部分は爪楊枝等の細いもので裏から押して出さないと、シンナーに反応してぐちゃぐちゃになってしまいます。他の部品もしっかり外しましょう。

色をしっかり落としたらいよいよリペイントです! 金属プライマーでしっかり下地を作り、ボディ全体に白を吹きます。この白を等間隔でマスキングして、ラインにするのです。まっすぐに貼るのは難しいのですが、ライン部分にマスキングテープを貼る方が幅がずれにくいので失敗もしにくくなります。今回は発色の問題で先にライン部分を吹きましたが、大概の車輛は本体色が先でラインが後になりますので同じ幅に空けてマスキングテープを貼ると言う高等スキルを要求されます。たかがライン、されどラインです!
ぶどう色は写真資料を参考に、より実車の雰囲気に近いカラーに落ち着けました。この上からウレタンをコートすると、何とも上品な色使いと光沢感が出て、よりいっそう魅力的に仕上がります。
ちなみに1001号のナンバープレートはメタルインレタの組み合わせとエッチング板の合わせ技で再現しています。

完成した1001号機は、他のEF64とは一味違う深みのある仕上がりとなりました。