東京都 S.Y 様 ご依頼品
珊瑚模型店 1/80 Scale(HOナローゲージ)
国鉄 電気機関車 EF53形

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珊瑚模型の『EF53』です。
ここのEF53は、販売初期のころは台車が組まれていないのですが、再販されたものは台車が組まれているので、作り易そうに思えるのですが・・・

今回は再販版を基本に配管やディテールに手を加え、最後はウレタン光沢で輝くボディに塗装します。

今回の肝は配管です。もちろん床下や台車周りの配管も追加します。
そう! 前述の「再販版は台車が組まれている」というところが、ここでネックになるのです。
加工をするということは、パーツごとにばらけている方が、いろんな意味で加工し易いのですが、既に形として出来てしまっている以上、持ち方や自作治具などの工夫をして加工しなければなりません。

また、ボディ本体のパーツも、精度は高いのですが、さすが珊瑚模型というほどバラバラなので、細かいパーツを一つひとつ丁寧に下地から見直しまでかけて、さらに精度を高めます。
組み付けの際にも、ハンダのはみ出しはもちろん、ハンダ跡が見えなくなるように丁寧にけがきます。
塗装前の状態で、如何に表面の綺麗なボディを用意出来るかで、塗装の仕上がりが変わってきますので、ここは気合いの入れ所です。

後付けのワイパーやパンタ、表記類を除いて下回りやボディの加工や組み立てが終わったら、いよいよ塗装です。
定番のぶどう色ではありますが、全体が重く暗い色なので、模型としての見栄え(最後はウレタン塗装になることも考えて)を意識して、ぶどう色も調色しています。
屋上は黒になりますが、ぶどう色との塗り分け位置に注意すれば、マスキング自体は難しくありません。

最後に独特の光沢を与える為のウレタン塗装を行ないますが、単に吹き付けるだけでは映り込むほどの光沢にはなりません。サンドペーパーやコンパウンドでウレタンの塗膜表面を磨き込んで初めて美しい光を放ちます。

最後は組み立てです。
実は、配管の一部がボディに干渉することが分かっていたので、その部分は塗装前の仮り組みの段階で見た目では分かりづらいように調整をしているのです。
ご依頼者さまからは「走行に支障があるような場合は、その部分の加工は行なわなくてもよいです」と言われていましたが、せっかく他の箇所にも拘っているのですから、ここで挫けたくはなかったですね。でも、その甲斐あって、本物のような出来にすることができました。
もちろん、メインテナンス性も考慮して、床下とボディを外す際に影響が出ないように工夫して加工しています。


さあ、完成です! どうですか?!
16番ゲージではなく、ナローゲージであることも珍らしいですが、それ故に以上にバランスのとれたシルエットに見えますね。
黒くて目立たない床下配管も、全体のディテールを引き締めて見えます。

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