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京成1600系 開運号
・神奈川県 T.M 様 ご依頼品
・ホビーモデル 1/80 Scale (HO) ブラスキット

千葉を走る京成線の顔と言えるスカイライナー。スカイライナーは1972年に誕生しましたが、その前身は1952年から運行された開運号と呼ばれる有料特急車両でした。開運号の名を冠した車両は幾つか存在しますが、今回ご紹介する1600系は1953年から1967年まで特急車両として運用され、日本史上初の簡易リクライニングシートの搭載や鉄道車両で初めてテレビを搭載した車両としても知られており、当時の最先端を行きました。一方で車両自体の設計はカルダン駆動方式電車(現在でも採用されているモーターの駆動方式)が普及する直前の車両な為、当時ポピュラーだった吊り掛け式駆動方式をとっていました。
今回は当時最先端の特急車両を再現します!

ボディはシル・ヘッダーが設けられていないため比較的シンプルなパーツ構成です。しかし前面と車体の合わせは一筋縄でいきませんので、出来る限り形状を矯正しながら、どうしても継ぎ目の辻褄が合わせられない所はハンダ付けの後にパテで整形します。資料が大変少ない車両で、厄介な事に先頭車の両方にパンタグラフが乗るのですが、屋上機器の位置が異なる為配管も差が生じています。調べられる限りの資料を参考に、正解を導き出して配管を施しました。
正面の開運号マークと装飾はステンレスと真鍮のエッチングパーツで構成されており、装飾のフチはステンレス地を活かして仕上げます。

この車両の最も難しい点は塗装です。上下のクリーム色ラインが単なる直線ではなく、途中で曲がるデザインになっています。一発で綺麗なラインを出す事はなかなか厳しいデザインですが、慎重にマスキングをして綺麗に仕上げたい所です。
曲面が多い車両には、ウレタンコートがよく似合います! もちろんこの車両もウレタンでコートしており、より特急車両らしい豪華さが演出出来ました。
KDKのロゴはエッチングパーツを貼り付ける方式で用意されていますが、経年劣化もありこれがとにかく貼りづらい上に厚みがかなりあるため、最終的に弊社でメッキ感があるシルバー色でデカールを起こす事になりました。合わせて車体番号や特急表記をデカールで起こして貼り込んでいます。

組立てて完成した1600系は、色合いの深さと流麗系の美しさをもった車両に仕上がりました。