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近畿鉄道モ200形
・神奈川県 T.M
様 ご依頼品
・アートプロ  1/87 Scale (HOナロー) ブラスキット

近畿鉄道といえば、「しまかぜ」や「ラピード」等の特急車輛が有名ですが、ナローゲージが走っている路線としても知られています。近鉄内部(うつべ)線と八王子線との間ではナローゲージが現在も敷かれており、他では見られない車輛が見られる貴重な区画です。
このモ200形は数少ないナローゲージ車輛の中でも特に際立つ存在で、もともとは1959年に三重交通でモ4400形としてデビューしており、つりかけ式台車が主流だった時代に垂直カルダン駆動を採用した台車や、当時のナローゲージとしては初の間接式多段加速制御器が組み込まれた、ナローゲージながら一般車輛をしのぐ乗り心地を有して、時代の先を行く性能を誇りました。
ただ残念な事に、導入が決まっていた近鉄湯の山線が、1964年に線路がナローゲージから通常の路線幅に改められ、活躍の場が狭まってしまいます。それでも元来の性能の高さから重用され、三岐鉄道に車輛が渡った現在でも活躍しています。
そんな歴史的車輛を、今回はブラスキットで製作していきます!

車体はナローゲージですので、他の車輛と比べるとコンパクトです、1/87スケールだからか尚更小さく感じますね。
一見単純な形状ですが、ブラス製の車体とロスト製の全面の擦り合わせが中々厄介な車輛ですので、油断は禁物です。
また、パンタグラフも一から組み立てていく構成になっていますが、基部が極めて弱いため細かく切った真鍮板で補強を施さないと、昇降時に破損する可能性があります。要注意!

組み立てとキサゲが終わったら、塗装に入ります!
ボディは近鉄マルーンを吹き付け、屋根のグレーを塗りわけてからウレタンクリアーでコートします。
そのままだと屋根までピカピカになってしまうので、ウレタンが乾いてからつや消しをコートして、部位ごとの質感の違いを表現します。通常ウレタンクリアーの上には塗料は定着しないのですが、つや消しクリアーは食いつていてくれるので、この様な使い分けが可能なのです。

完成した車輛は、Nゲージの線路上を走るHOナローというちょっと変わった風貌で元気に走るようになりました。(ナローゲージ再現のため)
三岐鉄道から続けてのナローゲージキットの製作でした。通常の車輛では味わえないサイズの違いや小さな台車との合わせが、中々新鮮なキットでした。